
家づくりではかかせないドア。
決める際に開き戸にするか、引き戸にするか、どちらにしようか迷いますよね。
そこで、今回はそれぞれのドアの特徴について紹介したいと思います。
今回は『開き戸』について紹介します。
■『開き戸』の特徴
まず開き戸は大きく『片開き戸』と『両開き戸』の2種類があります。
まず『片開き戸』は一般的に住宅によく使われているドアで、1枚の扉を前後に開閉するタイプの物です。
『開き戸』といえばこの形をイメージすることが多いのではないでしょうか。
そして『両開き戸』は、大きな開口部を2枚の扉によって仕切るタイプの物です。
主にクローゼットなどの収納スペースで使われることが多い扉です。
狭い廊下で開き戸を取り入れたい場合などに採用されることがあります。
別名『観音開き』とも呼ばれています。
■『開き戸』のメリット
まずメリットとしては、開き戸は遮断性・気密性が高いです。
そのため、音漏れが気になったり、楽器を練習する方の部屋にはぴったりのドアと言えるでしょう。
また、気密性が高いことにより、暑さや寒さ対策にもなります。
引き戸に比べて開き戸の方が掃除がしやすいという点も挙げられます。
引き戸は横にスライドして開閉するため、レールが必要になります。
そのレールにホコリが溜まったりゴミが詰まったりしてしまい、掃除がこまめに必要になります。
一方の開き戸はレールの必要がないタイプの物なので、掃除がしやすいです。
設置する場所もあまり困らず、どんな場所にも使うことができます。
ドアの金物(ドアノブ・レバーハンドル)が豊富なので、組み合わせ次第ではおしゃれなドアにすることもできます。
■『開き戸』のデメリット
開き戸は前後に開閉するため、扉の大きさの分だけ室内や廊下にスペースが必要になることがデメリットとして挙げられます。
また、設置場所によっては近くにいる人に気づかず開けてしまい、ぶつかってしまったり、落下の危険性もあるので注意が必要です。
特に注意する箇所としては、階段近くの開き戸です。
風が強い日には煽られて『バタン!』と閉まることがあります。
音が大きく出てしまうことはもちろんですが、急に閉まることによりドアとの衝突事故が起こる可能性も考えられます。
ドアが開く方向の壁には物が置けないので、電気のスイッチやコンセントの位置には注意が必要です。
あとは、開けた時にドアの存在があるので、スッキリとした開口部にはなりません。
以上が『開き戸』の紹介でした。
次回は『引き戸』について紹介したいと思います。
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