
今回は外壁材の『レンガ』の特徴などについて紹介したいと思います。
■『レンガ』とは?
レンガは、粘土に泥・砂などを加え練った材料を、型に入れて乾燥、もしくは素焼きしたものです。
レンガには種類があり、成形した際に圧縮・乾燥させて作る日干しレンガと、成形した物を焼成する焼成レンガがあります。
■『レンガ』の種類
・日干しレンガ
その名の通り、日干しして固めたレンガを指します。
・焼成レンガ
高温で焼き固めたもので、『赤レンガ(普通レンガ)』と『特殊レンガ』の2種類に分けられます。
『赤レンガ(普通レンガ)』は、建築、土木、造園用などに使用され、一般的に広く使われているレンガです。
水には強いですが、耐火力がありません。
『特殊レンガ』は代表的なもので『耐火レンガ』があります。
高温工業用材料として、窯や炉に用いられます。
高温には強いですが、水には弱いです。
■『レンガ』の外観
レンガには様々な色味や形、目地の深さによっても違いがあり、作り方によって外観の雰囲気が変わります。
まずレンガの色味はこちらです。
・赤茶系
・ピンク~薄いオレンジ色の素焼き系
・グレー系
・白系
赤茶系は一般的によく見ることの多い種類で、土の温かみが感じられます。
素焼き系の色は茶系より柔和な雰囲気に仕上がり、グレー系は淡く優しく印象に、白系には清潔感があります。
またレンガの形や目地の色、施工方法によっても印象が大きく異なります。
レンガの並べ方を規則的ではなくわざと変えてみたり、レンガの大きさを変えてみたり、多色を用いたりなど遊び心を加えることができます。
目地は深さは、深く仕上げると陰影が強くつき奥行きのある印象になり、
浅く仕上げると、壁面としての一体感があり、広がりを感じさせてくれます。
また、目地の色でも印象の違いがでてきます。
目地が黒いとメリハリのある引き締まった印象になり、白いと明るく柔らかな印象になります。
■『レンガ』の施工方法
さらに、レンガには『スライスレンガ』と『積みレンガ』の2種類があります。
・スライスレンガ
軽量のレンガを貼り付けていく工法で、貼りレンガと呼ばれることもあります。
30年以上はメンテナンスをしなくても、良い状態を維持できると言われており、長く住み続けるほど外壁に風合いが出てきます。
・積みレンガ
その名の通り、レンガを積みあげていく工法です。
一度施工してしまえば塗り直しの必要がなくメンテンナンスフリーです。
スライスレンガ同様、経年により独自の風合いが出てきます。
以上が『レンガ』の特徴でした。
次回は『レンガ』のメリット・デメリットについて紹介したいと思います。
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