
今回は外壁材の『タイル』の特徴、メリット・デメリットについて紹介したいと思います。
■『タイル』とは?
まず『タイル』とは、粘土や石材などを細かく砕き、高温で焼き固めて形成したものです。
外壁以外にも床材や内装、浴室などで見る機会が多いと思います。
高級感や重圧感があり、家全体を美しく仕上げることができます。
クラシックスタイルから輸入系によく見られる南欧スタイルなど、存在感のある外観を演出しやすいです。
■『タイル』のメリット
まずメリットとして挙げられるのが、耐傷性があるため外部からの衝撃による傷が付きにくいです。
タイルの素材自体が非常に強固であるため、外部からの傷に非常に強い特性を持っています。
実際に釘で摩ったり掻いたりしても傷が付かないほど強く、他の外壁材に比べて頭一つ抜きんできるほどです。
耐久性が高いため、メンテナンス頻度も少なく済み、メンテナンス工事も手軽なので費用も安いです。
他の外壁材と比べると、ランニングコストが抑えられる外壁材と言えます。
対候性があるため、天候による劣化や色褪せがしにくいです。
紫外線による変色・雨や風による経年変化・風化による劣化も、そう簡単にはしません。
耐水性もあり、タイルの種類によっては吸水率が1%を下回っているため、ひび割れや、冬場の凍結による外壁破壊の被害の心配もほとんどありません。
また梅雨の季節の長期的な雨の影響や、急な台風や暴風の影響なども、ほとんど受けることもありません。
そのため寒冷地区や、雨が良く降る地域に最も適していると言えるでしょう。
そしてデザイン性も高く、本物のタイルならではの質感や立体感があります。
サイディングでもタイル柄の物がありますが、やはり本物には勝てません。
最近はタイルのバリエーションも豊富になり、和風・洋風・モダンなど様々なテイストに対応が可能です。
外見にとことんこだわりたい方には、向いている外壁材と言えます。
『タイル』は機能性もデザイン性もかなり高いですね。
■『タイル』のデメリット
『タイル』のデメリットは、まず初期費用が高いです。
それぞれの商品によって値段は変わってしまいますが、一般的なサイディングの2倍以上かかると考えておいたほうが良いでしょう。
性能は高く、良いとこづくしなのですが導入をする際には注意が必要です。
サイディングなどに比べると施工の難易度が高いため、経験の浅い職人がすると、タイルが浮いたり歪みがでたりなど、施工不良の原因になることもあります。
あとで修理が必要にならないよう、業者選びが大切になってきます。
以上が『タイル』の紹介でした。
次回は『レンガ』について紹介したいと思います。
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