
今回は外壁材の『金属系サイディング』の特徴、メリット・デメリットについて紹介したいと思います。
■『金属系サイディング』とは?
『金属系サイディング』は柄付けされた金属板と、断熱効果のある裏打材によって構成あれた外壁材です。
表面材には『塗装ガルバリウム鋼板』『塗装溶融亜鉛めっき鋼板』『アルミニウム合金塗装板』『塗装ステンレス鋼板』の4種類のいずれかが使用されています。
■金属系サイディングのメリット
金属だから重いのではないか?と思う方も多いと思いますが、実は軽量なので施工がしやすく、耐震性も持ち合わせており、地震による倒壊の危険性も少ないです。
表面が金属でできているため、劣化もしにくくひび割れの心配も少ないです。
金属系サイディングは逆に断熱性が高く、外の気温の影響も受けずらいので、室温を保つことができ省エネにもつながります。
夏や冬はどうしてもクーラーや暖房などの電気代が高くなってしまう傾向があるので、節約につながるのは嬉しいですね。
また水分を吸収しにくいので耐凍害性にも優れており、寒冷地の住宅には最適の外壁材といえるでしょう。
商品によってはメーカー保証がついていることもありますので、そちらもチェックすと良いかもしれません。
金属系サイディングはシンプルでスタイリッシュな外観を表現できるので、かっこいいお家にしたいという方にはおすすめです。
■金属系サイディングのデメリット
デメリットとして挙げられるのが、金属なのでどうしても錆には弱いことです。
酸性雨や気候の変化、経年劣化などにより錆の影響を受けてしまうことと、沿岸近くに建っている場合は海の潮による塩害もあるので注意が必要です。
衝撃にも弱いので、硬いボールや石などがぶつかってしまうと凹んでしまったり、傷がついてしまう可能性もあります。
金属系サイディングは機能性がとても優れていますが、価格的には『窯業サイディング』より高くなってしまい、リフォームの場合でも塗装工事と比較して約3倍の価格になってしまいます。
また窯業系サイディングと比べてデザイン性はやや劣ってしまいます。
窯業系サイディングがレンガ調や木目調などの様々な質感があるのに比べると、金属系サイディングは金属的な印象がどうしても強くなってしまうため、メタリックな外観が苦手な方には受け入れずらいかもしれません。
以上が『金属系サイディング』の紹介でした。
次回は『木質系サイディング』の紹介をしたいと思います。
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