
今回は床材の『クッションフロア』の特徴、メリット・デメリットについての紹介です。
■クッションフロアの特徴
『クッションフロア』とは、塩化ビニール素材で作られた厚さ1.8mm~3.5mmのシート状の柔らかい床材です。
施工性を良くするために、ほとんどのメーカーが表面に人体の影響がないガラス材を施しています。
水や油に強いので洗面上やトイレの水回り、キッチン、ペットのいる部屋や小さなお子様の部屋にも最適です。
最近ではリビングでも使えるようなおしゃれなタイル風のものや、リアルな木目調などもあり、フローリングと区別がしづらいものもあります。
■クッションフロアのメリット
まずメリットとして挙げられるのが、耐水性がありメンテナンスがしやすい点です。
上記でもお話した通り、素材が水や油に強いので、多少の汚れや水濡れなら水拭きで簡単に拭き取れます。
素材が薄くて柔らかいシート状のものなので、ハサミやカッターナイフなどで切ることができ、張り付ける際にも床材用の両面テープを使うことで、簡単に施工ができることも魅力の1つです。
床材を傷つけずに取り外すこともできるため、DIYにも用いることができます。
この施工性の高さから、リフォームにも最適な床材といえます。
デザインやカラーバリエーションも豊富にそろっており、タイル調のものや木目調、チェック柄や無地などがあるため、お部屋のイメージを変えたい方には楽しめること間違いなしです。
また価格も他の床材に比べ安価であり、たいていの商品は1m以上から10cm単位で購入が可能なので、自分の部屋に合うサイズで購入でき、敷きやすいです。
■クッションフロアのデメリット
クッションフロアはその名前の通りクッション性があることと、ビニールでできているため、家具や重い物を長く置いた場合、痕が残りやすいというデメリットがあります。
痕が残らないよう、家具との間に布を敷くと良いでしょう。
熱に弱いので、紫外線により剥がれてしまったり、劣化してしまったり、色移りしてしまうこともあります。
ですので、日差しが強い部屋には不向きと言えるでしょう。
たばこや熱湯をこぼしてしまうと溶けてしまうので、そちらも注意が必要です。
また、クッションフロアの作りとして表面はビニール、下は接着剤や下地合板であるため、劣化により剥がれやすくなるばかりではなく、通気性もよくありません。
こまめに手入れを行わないと、床下が湿気でカビになってしまうこともあります。
以上が『クッションフロア』についての紹介でした。
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