
前回に引き続き、『機能性壁紙』について紹介したいと思います。
■吸放湿効果
日本は年中を通して、比較的湿度が高いという傾向があります。
湿度が強くなるとカビが生えてしまったり、不快指数が上がり過ごしにくくなってしまうなど、生活においてマイナスな面が現れます。
そのため、日本の住宅では湿気への対策が盛んに行われています。
対策の1つとして吸放湿効果のある壁紙が選ばれています。
特徴としては、湿度が高いときは水分を吸収し、逆に乾燥しているときには水分を放出してくれるので、常に快適な湿度を保つことができます。
全てのお部屋におすすめです。
■マイナスイオン効果
壁紙の生地にマイナスイオンを発生させる天然鉱石を配合しており、水分と反応することでマイナスイオンを発生させます。
マイナスイオンが発生していると、常に部屋の空気をフレッシュに保つことができます。
さらに、マイナスイオンには森林浴と同等のリラックス効果があるので、プライベート空間の癒し効果を高めたり、ストレス軽減などにつながります。
家族が集まるリビングやダイニング、寝室にいかがでしょうか。
■蓄光機能
お子様のお部屋や、暗がりの廊下などに人気なのが『蓄光壁紙』です。
夜になると真っ暗な部屋が怖くて眠れない、廊下を歩くときに暗すぎて困っているなどといった時に、光がほのかに光るので選べれる方も多いです。
通常照明や太陽の光を蓄え、消灯後約20分間柔らかい光を放ちます。
昼間は普通の壁紙と変わらないのでその点も選ばれている理由といえるでしょう。
お子様のお部屋、廊下、寝室などに設置すると良いでしょう。
■防火機能
不燃性の壁紙がこれに当たります。
不熱・準不熱・難熱の3種類に分かれており、
不熱性能は加熱開始後20分、準不燃性能は加熱開始後10分、難燃性能は加熱開始後5分でも燃焼せず、人体に有害な煙を出しません。
燃えない壁紙として勘違いされる方もいらっしゃると思いますが、あくまで『燃えにくい壁紙』で、初期火災を防ぐ、発火を遅らせることを目的としています。
高層ビルやマンション、集合住宅などで必須な場合があります。
おすすめの部屋タイプは高層マンションや、火を取り扱うキッチンなどです。
以上が『機能性壁紙』の紹介でした。
壁紙を選ぶ際にデザイン性はもちろんとても大事ですが、壁紙の機能性も重要になってくると思います。
機能性を注目して選ぶことにより、清潔で衛生的であり、耐久性のあるお部屋を実現することができるでしょう。
複数の機能性がついた壁紙もありますので、自分のお部屋に合う壁紙を見つけながら楽しくお家づくりをしましょう!
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