犬を家族に迎える①
これから犬と一緒に暮らしたいと思っている方はもちろん、すでに犬と暮らしをしている方も、「犬を家族に迎える」ことについて考えてみましょう。
どこで出会いますか?
ワンちゃんを家族に迎えると決めたら、どこに運命の出会いがあるのか、探してみましょう。
近所や知り合いのところで生まれていたり、ブリーダーさんで探したり、ペットショップで目があったり、自分と同じ誕生日の子に運命を感じたり、保護団体のサイトや、譲渡会で出会ったりと、出会いの場所はさまざまです。
子犬なのか、それとも成犬なのかを考えましょう。子犬は幼く愛苦しいですが排泄やその他もろもろ、教えることがたくさんで、手がかかります。
成犬は、大きさも気質もあらかじめ知ることができるし、時間はかかっても心がつながれば必ずかけがえのないパートナーになってくれます。
家族全員で心の準備
犬との生活をどんなふうに過ごしたいか、家族全員でそれぞれの夢を語り合いましょう。
のんびり陽だまりで一緒に日向ぼっこをしたり、公園で一緒にダッシュ!季節の移り変わりを近所のお散歩で感じ、ドッグカフェでのんびりお茶、フリズビーやボールも一目散で取ってきてほしい、アウトドアでキャンプもしたいな,,,,,,なんて。
それぞれの夢がどのくらい実現するかは、出会ったワンコの性格や運動能力などにもよりますが、その夢に向かって歩いていく、その時間や努力や忍耐、そして、教える楽しさや心の交流が全てワンコとのかけがえのない財産になっていくのです。
道具の準備
<ワンちゃんが安心できるスペースを確保>
ワンちゃん用のベットやサークルなど、ワンちゃんが安心できるスペースを用意しましょう。
置いてあげる場所は、飼い主さんの暮らしがよく見えるリビングの端っこなどがいいでしょう。
陽が当たり過ぎず、寒くない、そんな場所を選んであげましょう。
<トイレの練習は、来た日から始まります>
トイレシーツはたくさん準備しておきましょう。
上手のなるまでにはそれなりに時間がかかります。それでも、トイレシーツでおしっこやウンチが出来るようになっていると、飼い主さんが忙しい朝や一緒に外出した時、また、悪天候で外に出るのが困難な時もとても便利です。
<フードボウルやお水を飲ませる容器>
深さや大きさ、素材など、ワンちゃんのサイズや飼い主さんの趣向にあった容器を準備します。
耳の長いワンチちゃんの場合は、細めの容器だと耳が容器の外側に出て、汚れにくくなります。
お茶をボウルに入れるか、ボトルにするかも出会ったワンちゃんによりますね。
<首輪や洋服にならしておくと便利>
小さいころから洋服を着せる練習をしておくと、抜け毛の時期や寒い季節、また、夏の直射日光から肌を守りたい時などに気楽に着せることが出来て便利です。
首輪も細いく軽いものから練習させてあげましょう。外に行けるようになった時に、抵抗なく付けることが出来るようになります。
リードもワンちゃんのサイズに合わせたものを準備してあげましょう。
<迷子札やマイクロチップ>
災害の時にも、飼い主さんと再会出来るかどうかの決め手。装着するかどうかも決めておくといいですね。
犬を家族に迎える②
犬を家族に迎え、いよいよ始まる一緒の暮らし.......。何事もはじめは肝心といいますが、どんなことに気をつけていったらいいのか、考えてみましょう。
ワンちゃんを迎える日
いよいよわが家に新しい家族がやってくる、そんな日は飼い主さんにとっては特別な一日ですが、それはやってくるワンちゃんにとっても同じです。
今までと違う新しい環境、新しい人たち、知らないニオイや、知らない空気に囲まれて、驚きや不安で一ぱいです。
出来れば、新しい環境にと飛び込んだワンちゃんを優しく迎えあげるためにも、時間がたっぷりとれる日にするのがいいですね。
お家についたら、自由に探検を!
新しいお家についたら、まずはワンちゃんに思いっきり家中のニオイをかがせてあげましょう。
ゆっくりと時間をかけ、納得するまで探検させてあげます。家族全員にも会わせてあげたらいいですね。
これからの1ヶ月程度は、叱らないように、また、あまり熱心に物事を教え過ぎないようにしましょう。
そのためにも、ワンちゃんがくる前に、危ない物や触ってほしくない大切なものなどは、ワンチちゃんの手の届かない所に置いておくのがいいでしょう。
トイレの練習
トイレのしつけのポイントは、「決して叱らないこと」です。
失敗したときに叱ると、ワンちゃんが「排泄をしたら叱られる」と勘違いしてしまい、したくなっても我慢をして体調を壊してしまったり、隠れてするようになってしまいます。
そうなると、上手に出来た時に褒める事が出来ないので、いつまでたっても正確に教えることが出来ず、なかなか上手にできるようになりません。
また、トイレの場所をある程度はワンちゃんに決めさせてあげることも早く上手になるコツです。
まず、ワンちゃんがオシッコをしたくなるタイミングを見つけます。
朝起きてすぐや食後、お昼寝から起きた時や遊んだ直後など、落ち着かなく床を嗅ぎまわるよううならしたくなったサインです。
おしっこシートを部屋に敷きつめ、そこに連れて行き、「オシッコ、オシッコ」などと声をかけます。
オシッコが出たら、優しく褒めてあげます。
それを繰り返すと、よくする場所とあまりしない場所が出来てくるので、しない場所のシートを取りのぞきます。
もしシートの無いところでオシッコをしそうになったら、シートの上に急いで連れて行き、声をかけ、シートの上で褒めてあげます。
それを繰り返していくと、シートの上ですると褒められることが分かり、ドンドン上手になっていきます。
いろいろなことを教え始めるタイミング
あまり早い時期からいろいろな事を教えようとしすぎたり、きつく叱ってしまうと、飼い主さんに対して愛情や信頼よりも先に不信感や恐怖感を抱いてしまい、信頼関係がうまく築けなくなることがあります。
ワンちゃんが落ち着いて安心して暮らせるようになるまで、なるべく叱ったりせず、あたたかく見守ってあげましょう。
いろいろなことを教え始めるタイミングは、ワンちゃんが飼い主さんの後ろをついて歩くようになった頃です。
その頃には、ワンちゃんも飼い主さんのことが大好きになっているので、教えてくれることはどんどん覚えたいと思うし、飼い主さんといろいろな練習をすることが何より楽しいコミニュケーションのひとつとなっていきます。
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